何もしない

やるべきことをやらない、という意味の

何もしないではなく、

ジタバタと対処して何かを変えようとしなくていい、という意味で

「何もしない」。

何もしないことは、つまり、

すべてをありのまま受け入れること。

どんな事象も。

天変地異でも。

何もしないでいると、

内側から物事の真理が浮き上がってくる。

得るべきことが自然に体得される。

知識やメソッドは、

聞くよりも、「行う」ことに重きがある。

私はセミナーとかが好きで

知識を得るのも好きでよく行ってた。

でも、あるときふと思って、

これはいつ終わるんだろう？

って。

私の学びはいつ終わるの？

同様に、カウンセリングを受けていて、

とある時に感じた。

いつまでこの人（カウンセラー）に頼り続けなければいけないの？

こういう疑問が出てくるときは、

その物事からある程度客観的になれていて、何か変わっていきたいと思っているとき。

だけど、何をどう変えていいのか分からない。

アタマだけが先にすすんで

身体がついていってない。

だから、身体に落とし込んで初めて

「自分のもの」として知識やメソッドが変化してくる。

身体に落とし込むには、やるしかない。

動くしかない。

私が大好きなボルダリングの話だけど、

いくら動きを覚えて、動画を見たりしても、

実際に壁にはりついて、課題に触れないと

力はつかない。伸びない。

何もしない、と言っていることと、

とにかく動く、と言っていることは

真逆に聞こえるけれど、

問題ごとに関しては何もせず、

自分自身に対してはできるかぎりのことをする。

そんなイメージ。

迷ったら、やる方をえらぶ。

その一瞬の積み重ねが、人生をつくる✨